2010年4月21日現在、京都観光研究所で公開している観光名所141箇所のうち個人的にオススメの京都の名庭園を10ヵ所選んでみました。
庭園とひとこにいっても、坪庭から数十万坪の広さの敷地、枯山水庭園・池泉廻遊式庭園・借景庭園・石庭などタイプも様々です。紹介順はベスト10というわけではありません。全体の地図は京都名庭園に用意しています。
名庭園を中心に見てまわる庭園めぐりコース(東エリア)と庭園めぐりコース(西エリア)もあわせてどうぞ。
※苔寺は事前申し込みが必要。
桂離宮は、国内外で高い評価を受けています。過去には、ドイツ人建築家ブルーノ・タウトやモナコ公妃グレース・ケリーが絶賛しました。
wikipediaによると
桂離宮
桂の地は、古くから貴族の別荘地として知られ、平安時代には藤原道長の別荘(当時は「別業」といった)が営まれていたという。また、この地は風流な観月の名所としても知られていた。昭和初めにドイツから亡命したブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」と絶賛し、装飾を排した簡素な建築美はモダニズム建築の造形美にも通じるとして評価された。
宮内庁が管轄していて事前に申し込めば無料で拝観することができます。平成28年から当日受付も始まりました。
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【京都観光研究所】桂離宮
【アクセス】京都駅から桂離宮
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修学院離宮は、後水尾上皇が造営された離宮で毎年数度清遊されるほどお気に召された場所だった。上離宮から見る浴龍池、その奥に見える山々が一体となってダイナミックです。
修学院離宮も宮内庁が管轄していて事前に申し込めば無料で拝観することができます。平成28年から当日受付も始まりました。
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【京都観光研究所】修学院離宮
※令和3年12月6日(月)~令和4年3月18日(金)石庭(方丈庭園)拝観停止。
石庭といえば真っ先にあげられるのが世界遺産龍安寺の石庭でしょう。15の石は7・5・3にわけられ、どの角度から見ても全ての石を見ることが出来ない様に配置されています。外国にも広く知られていて外国人観光客もよく訪れます。
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【京都観光研究所】龍安寺
【アクセス】京都駅から龍安寺
龍安寺から直線距離で約600mに世界遺産仁和寺があります。京都三大門の一つ二王門と遅咲き桜で知られる御室桜が有名です。非常に手入れの行き届いた北庭は広く、奥には五重塔が見れます。
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【京都観光研究所】仁和寺
【アクセス】京都駅から仁和寺
借景とは、自然の山などの景色をたくみに取り入れ庭の一部とする技法です。円通寺の庭は、借景庭園の代表といってもいいでしょう。雄大な比叡山をバックに取り込むことで一枚の大きな絵画の様です。
【関連ブログ】 円通寺(もみじ狩り)
【京都観光研究所】円通寺
世界遺産天龍寺の庭園は、嵐山・亀山を借景に取り入れた池泉回遊式庭園です。さくら・もみじ・雪季節ごとにその趣は異なります。
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【関連ブログ】 天竜寺(もみじ狩り)
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【京都観光研究所】天龍寺
【京都観光研究所】桜・天龍寺
【京都観光研究所】紅葉・天龍寺
【アクセス】京都駅から嵐山
京都最古の禅寺でもある建仁寺。方丈前庭(枯山水)と小堀泰厳老大子作庭(監修:北山安夫)の潮音庭が見れます。二つのタイプの異なったお庭が魅力的です。
建仁寺方丈庭園↓
潮音庭↓
【関連ブログ】 建仁寺
【京都観光研究所】建仁寺
【アクセス】京都駅から建仁寺
紅葉の名所として有名な東福寺。東福寺方丈には、四方(東西南北)に4つの異なるタイプのお庭が配置されています。枯山水の南庭、市松模様にサツキが切り込まれた西庭、苔と敷石で市松模様にした北庭、七つの石が北斗七星の形にならべられている東庭と見れてお得感があります。
東福寺方丈北庭↓
龍吟庵は、東福寺の塔頭で、通常非公開です。龍の庭は、海中から龍が天に昇る様子を表したお庭で、白砂は海、黒砂は黒雲、石で龍を表現。
龍吟庵↓
【関連ブログ】 東福寺方丈
【京都観光研究所】東福寺
【京都観光研究所】龍吟庵
【アクセス】京都駅から東福寺
大徳寺には、20以上の塔頭をありますが、通常一般公開されているのは大仙院、高桐院、瑞峯院、龍源院の4箇所です。春と秋には、信長のお墓のある総見院など一部特別公開されるので、効率よく多くのお庭が見たいのであれば特別公開の時が狙い目です。
瑞峯院の独坐庭は、ダイナミックで荒々しい印象を受けます。それとは対照的に龍源院の一枝担(いっしだん)は静かで平穏な印象を受けます。両極端な印象を受けるお庭をセットで拝観するのがオススメです。
瑞峯院独坐庭↓
龍源院一枝担↓
高桐院↓
興臨院↓
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【関連ブログ】 大徳寺・龍源院
【関連ブログ】 大徳寺・総見院
【関連ブログ】 大徳寺・興臨院
【関連ブログ】 高桐院(もみじ狩り)
【関連ブログ】 瑞峯院の独坐庭と閑眠庭
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【京都観光研究所】大徳寺
【アクセス】京都駅から大徳寺
世界遺産の苔寺を拝観するには、事前に往復ハガキで申し込みが必要です。苔寺は、京都でも最も拝観しにくい場所の一つでしょう。苔寺の庭園を歩くと「ここは、本当に京都か?」と思うぐらい人のいない森に迷い込んだような神秘的な印象を受けます。必ずもう一度、いや二度三度と行ってみたい庭園です。
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