賀茂氏と秦氏(前編)からの続き
人の家に家紋があるように、神社には神紋(社紋)があります。
賀茂社は、双葉葵を神紋としています。
下鴨神社の双葉葵の神紋↓
下鴨神社本殿西側には双葉葵が自生する『葵の庭』があります。
葵の庭↓
冬に撮った写真なので青々した葵の葉は写っていません (^_^;
5月15日に上賀茂神社・下鴨神社合同行われる賀茂祭は、参加する全ての人が葵の葉を身に付ける事から葵祭と呼ばれています。
京都三大祭で有名な葵祭ですが、京都にはもう一つ別に葵祭あります。
それは、松尾大社で4月に行われる松尾祭・神幸祭の3週間後に行われる還幸祭の事で、本殿や神輿を葵と桂で飾るの事から『松尾の葵祭』と呼ばれています。
松尾大社は賀茂社と並ぶ京都最古の神社で、701年秦氏である秦忌寸都理(はたいみきとり)が松尾山の神霊を総氏神と仰ぎ神殿を建立したのが始まりと言われています。
秦氏は、5世紀頃京都盆地に来た渡来系の豪族です。
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松尾大社の拝殿↓
拝殿の装飾↓
そして、松尾大社の背後には松尾山があります。
松尾山↓
写真左下辺りに見えるのが松尾橋と平成大鳥居でその奥に松尾大社が鎮座しています。
松尾山は、別雷山(わけいかづちやま)とも呼ばれています。
別雷山?
別雷と言えば・・・・
上賀茂神社の正式名称が賀茂別雷神社で御祭神が賀茂別雷神大神。
「私の父は天にいる」
と天高く舞い上がった賀茂別雷神大神ですが、一説によると松尾大社御祭神の大山咋神(おおやまぐいのかみ)が賀茂別雷神大神の父神だそうです。
上賀茂神社で行われる烏相撲は、賀茂別雷神大神の父神である大山咋神の為に行われるとも聞いた事があるのですが真偽はわかりません。
同じ葵の神紋や賀茂別雷神大神の父神説など考え合わせると、賀茂氏と秦氏の二大勢力が婚姻関係であったのは容易に想像が出来ます。
秦氏についてくわしくは秦氏についてをご覧ください。
【関連ブログ】賀茂氏と秦氏(前編)
【関連ブログ】秦氏について
【関連ブログ】ヤマタノオロチと松尾大社
【京都観光研究所】下鴨神社
【京都観光研究所】上賀茂神社
【京都観光研究所】松尾大社
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