7月2日、令和最初の祇園祭くじ取り式を見に行ってきました。
くじ取り式について
祇園祭山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式は、巡行の先陣争いが絶えなかったことから、応仁の乱後に再興された明応9年(1500年)より、混乱をさけるため始められたといわれています。
くじ取り式は、江戸時代には雑色(ぞうしき)立会いのもとに六角堂で行われ、京都司代の花押等のあるくじ証が渡されていました。場所は明治以降は府庁、同32年からは市役所にかわり、戦後一時期八坂神社となりましたが、昭和28年から日も7月2日に一定し、市役所市議会場で行わています。
祇園祭くじ取り式を見学するには、募集のある6月、京都いつでもコールから申し込みをおこないます。定員(50名)があり、希望者多数の場合は抽選になる。
当選すると参観証が送られて来ます。席番号は指定されている。
祇園祭くじ取り式は京都市役所市会議場で行われました。
京都市役所は改修工事のため、来年以降、別の場所で祇園祭くじ取り式が行なわれるそうです。改修後、リニューアルした京都市役所市会議場で行われるかは未定だそうです。
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受付で参観証を提示、「祇園祭山鉾巡行くじ取り式参観のしおり」を受け取ります。
祇園祭くじ取り式のスケジュール
1.総礼
2.開会の辞
3.挨拶
4.くじ取り
5.くじ渡し
6.祝辞
7.閉会の辞
山鉾巡行の順番一覧。
山鉾34基の内、長刀鉾(前祭)・函谷鉾(前祭)・放下鉾(前祭)・岩戸山(前祭)・船鉾(前祭)・橋弁慶山(後祭)・北観音山(後祭)・南観音山(後祭)・鷹山(後祭)・大船鉾(後祭)はくじ取らず。
京都市役所市会議場傍聴席から見学します。
傍聴席は、応募した一般観覧者50名、山鉾町関係者50名ぐらいでした。
傍聴席からのカメラ撮影は許可されていますいが、フラシュと席を立っての移動は禁止。
京都市長が開会の辞をのべられ、後ろでマスコミが撮影されます。
くじは、前祭・後祭・鉾・山・傘鉾、分けて引かれます。
1.前祭巡行の鉾(3基)
2.前祭巡行の山(13基)
3.前祭巡行の傘鉾(2基)
4.後祭巡行の山(6基)
くじを引く順番は事前に予備のくじ取りが行われ、番号順に京都市長の前でくじを引きます。
前祭巡行の山の2番目からマスコミは一斉にいなくなります。
令和元年、祇園祭山鉾巡行前祭の山一番は蟷螂山(とうろうやま)でした。
一番くじを引いた蟷螂山↓
蟷螂山は、平成最後の一番くじに続き、令和最初の一番くじも引き当てました。
祇園祭山鉾巡行後祭の山一番は鯉山(こいやま)でした。
くじ取りが終わると、京都市長から「くじ渡し」。
くじ取り式は、1時間10分ほどで終了。引き続き、祇園祭山鉾行事功労者の表彰が行われました。
関係者が退場後、前祭と後祭の一番くじを引いた人がインタビューされていた。
京都市役所から山鉾連合会社参が行われる八坂神社へ・・・
山鉾連合会社参は、山鉾町代表者が祭礼の無事斎行を祈願する行事です。
本殿の中で行われ、外からしか見ることはできませんでした。
【京都観光研究所】祇園祭日程
【京都観光研究所】祇園祭山鉾一覧
【京都観光研究所】八坂神社
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祇園祭くじ取り式
【開催日】7月2日
【開催時間】10時~
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