4月も半ばを過ぎ、葵祭のヒロイン斎王代が発表されました。京都三大祭の一つ葵祭は、日本最古のお祭りと伝えられ、天皇から勅使が派遣される三勅祭の一つ(他は石清水祭と春日祭)に数えられる。古来より京都でお祭りと言えば、この葵祭をさすといわれています。
正式には、賀茂祭といい、葵を身に付ける事から一般的に葵祭と呼ばれています。葵祭と言えば5月15日に斎王代が都大路を巡行する華やかなイメージですがそれだけではありません。5月15日より前に流鏑馬・斎王代御禊などの前儀の神事、5月15日より後に献茶祭・煎茶献茶祭など後儀の神事が執り行われます。
競馬会足汰式は、5月5日の賀茂競馬の前儀です。足汰式では、初めに一頭づつ走らせ、馬のスピード・健康・年齢、それと乗尻(騎手)の乗馬技術により当日の番立(走る順番)を決めます。
【 日時 】5月1日 13時~
【 場所 】上賀茂神社
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【 京都観光研究所 】競馬会足汰式
【 アクセス 】京都駅から上賀茂神社
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流鏑馬神事は、葵祭の前儀であり日本書紀にも記述が有るほど古い儀式です。矢が見事的中すれば五穀は実り諸願は叶うと言われている。『糺の森』の中にある全長500mの馬場で、全力疾走する馬上から3箇所の的狙う。有料席での見学がオススメです。
【 日時 】5月3日 13時~
【 場所 】下鴨神社
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【 京都観光研究所 】流鏑馬神事
【 アクセス 】京都駅から下鴨神社
【 アクセス 】清水寺から下鴨神社
斎王代御禊は、斎王代が上賀茂神社の御手洗川(下鴨神社は御手洗池)に手をつけ禊をする儀式で、清浄潔白の身となり葵祭にお使いなされます。斎王代御禊は、上賀茂神社と下鴨神社隔年交代で行われます。余談ながら下鴨神社の御手洗池はみたらし団子の発祥と伝えられる。
【 日時 】5月4日 10時~
【 場所 】 上賀茂神社・下鴨神社(隔年交代)※平成25年は下鴨神社
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小笠原流など日本古来、約20の武道流派が下鴨神社で奉納されます。
【 日時 】5月4日 13時~
【 場所 】下鴨神社
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歩射神事は、葵祭の前儀で魔除けの神事として執り行われます。蟇目式(ひきめしき)、楼門の屋根に向かって音の出る矢を飛ばす屋越式(やごししき)、大的式(おおまとしき)、射手が次々と矢を射る百々手式(ももてしき)が行われる。
【 日時 】5月5日 11時~
【 場所 】下鴨神社
【 関連ブログ 】歩射神事
【 京都観光研究所 】歩射神事
賀茂競馬は、天下泰平五穀豊穣を祈願する為の儀式です。馬に馬場を慣れさす為に行う儀式『賀茂悪馬流』など古式に則って行われます。
【 日時 】5月5日 13時~
【 場所 】上賀茂神社
【 京都観光研究所 】賀茂競馬
御陰祭は、下鴨神社の御祭神が降臨された御陰山から、荒御魂(新しく生まれた神霊)を本社へ迎える神事で、かつては御生神事(みあれしんじ)と言われていた。糺の森に祭場となる切芝がつくられ、16時から切芝神事が行われます。切芝神事では、神馬に乗った荒御魂に向かい舞楽東游(あずまあそび)が行われます。
【 日時 】5月12日 16時~(切芝神事)
【 場所 】下鴨神社
【 関連ブログ 】切芝神事
【 京都観光研究所 】御陰祭・切芝神事
馬36頭、牛4頭、牛車2基と平安貴族の衣装を身に纏った511名の行列は1㎞におよび、下鴨神社・上賀茂神社へ向かう道のりを路頭の儀と呼ぶ。行列は、近衛使代をを中心にした本列(近衛使代列)と斎王代を中心にした女人列(斎王代列)で構成されている。予定では、10時30分に京都御所を出発⇒12時下鴨神社で社頭の儀⇒14時20分下鴨神社出発⇒15時30分上賀茂神社で社頭の儀が行われます。
近衛使代↓
源氏物語では、近衛使代を務める光源氏を見ようとした妻の葵の上と恋人の六条御息所との車争が描かれています。
「源氏物語車争図」
題材である車争とは「源氏物語」葵の巻にある話。女三宮が賀茂の斎院となり、その御禊の日に光源氏も加わることとなったため、行列を見ようとする人々で一条大路は混雑していた。
光源氏を愛する六条御息所もすでに牛車を止めて待っていた。そこへ光源氏の正妻である葵の上が牛車を連ねてやってきた。通りは物見車でいっぱいだったが、葵の上の従者たちは六条御息所の牛車を喧嘩ごしで押しのけてしまった。
中央の馬上の人物が光源氏↓
斎王代は、約13キロの十二単を身につけ、腰輿(およよ)に乗り、8人の輿丁(よちょう)に担がれる。斎王代付き巫女騎女(むなのりおんな)、命婦(みょうぶ)、牛車(ぎっしゃ)など綺羅びやかです。
【 日時 】5月15日 10時30分~(雨の場合翌日16日に順延)
【 場所 】 京都御所・下鴨神社・上賀茂神社
【 関連ブログ 】葵祭(京都御所)
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【 京都観光研究所 】葵祭
葵祭行列は、コース上(葵祭コースマップ)なら、ほとんど無料で見れます。葵祭行列を椅子に座って近くで見たい場合は有料観覧席(写真と説明入りのパンフレット付)もあります。
葵祭行列の見学ポイントは、京都御所・賀茂川沿い・上賀茂神社がオススメです。
京都御所・上賀茂神社で見る場合、早めに場所を取っておくと良いでしょう。
有料観覧席なら、新緑の糺の森がキレイな下鴨神社がオススメです。下鴨神社は、無料で見れるスペースが少ないです。
斎王代は、腰輿(およよ)とよばれる乗り物に乗りますが、上賀茂神社では唯一参道を歩く姿が見れます。
腰輿(およよ)に乗る斎王代↓
上賀茂神社参道を進む斎王代↓
【 アクセス 】京都駅から京都御所(地下鉄 京都駅 ⇒ 丸太町駅 [運賃260円 乗車時間約6分])
※葵祭行列を見る時は、今出川駅より丸太町駅の方が最適
【 アクセス 】京都駅から下鴨神社
【 アクセス 】京都駅から上賀茂神社
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