はねず踊りの”はねず”は、梅や薄紅色のことで、毎年梅の咲く頃(3月最終日曜日)に行われます。
小野小町と深草少将の”百夜通い”伝説を主題に、地元の女の子達がはねず踊りを披露します。
30分前に随心院につくと席はすでに満席。
最前列の人は、午前7時には来ていたそうです。
薬医門前に舞台が設置され、最初に随心院門跡があいさつされます↓
舞台横から琴や太鼓ではねず踊りの伴奏をします。
はねず踊り↓
”百夜通い”伝説は悲しいお話ですが、はねず踊りの小野わらべ歌は、軽快で明るい感じでした。
2006(平成18)年のプログラムでは、はねず踊り5回・今様4回・千本ゑんま堂大念佛狂言2回・地域女性会の踊り2回が行われました。
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セリフがある分初めて見る方でも内容がわかります。
今回の演目土蜘蛛は、前回見た嵯峨大念仏狂言の土蜘蛛と微妙に違う場面がありましたが、基本的に同じお話です。
土蜘蛛を簡単に
『土蜘蛛 登場人物<源頼光・渡辺綱・平井保昌・僧・土蜘蛛>
土蜘蛛の魔力で気分が優れない源頼光の元に、僧に化けた土蜘蛛が現れ大立ち回りが行われる。
源頼光は、土蜘蛛を切り付けるが逃がしてしまう。
そこへ、源頼光の家来渡辺綱と平井保昌が騒ぎを聞き駆けつける。
源頼光は、土蜘蛛の血をたどり追いかけるよう命じる。
渡辺綱と平井保昌は、松明を片手に血の跡を追っていく。
やがて、土蜘蛛を見つけ、大立ち回りの末退治する。』
と言ったお話です。
千本ゑんま堂大念佛狂言の土蜘蛛↓
源頼光に向かって僧(土蜘蛛)が糸を吐くシーンは大迫力です!
松明を手に土蜘蛛を探しに行く渡辺綱と平井保昌↓
土蜘蛛を見つけ退治しようとする渡辺綱と平井保昌↓
土蜘蛛は糸を吐き目くらましをする↓
気づいたら渡辺綱と平井保昌が同士討ちをしている↓
最後は土蜘蛛を討ち取り意気揚々と引き上げる↓
躍動感あふれ非常に見応えがありました。
一通り見終えたので、見頃の小野梅園へ・・・・
小野梅園↓
小野梅園には、約230本もの梅が植えられ、”はねずの梅”とも言われています。
帰りは”はねずういろう”なるものを買って帰りました。
はねずういろう↓
”はねずういろう”は、黒砂糖で出来たういろうで、素朴な味わいでした。
”はねずういろう”の売上金は、はねず踊り継承の為に使われるそうです。
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