2月3日、松尾大社の節分大祭で奉納された石見神楽を観てきました。午前中の演目は、塩祓(四方祓い)にはじまり、十羅(じゅうら)、塵輪(じんりん)、大蛇(おろち)でした。
石見神楽
石見神楽(いわみかぐら)とは神楽の様式のひとつである。島根県西部(石見地方)と広島県北西部(安芸地方北部)において伝統芸能として受け継がれている。日本神話などを題材とし、演劇の要素を持つ。
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塩祓(四方祓い)
現在の石見神楽において最も基本であり、最も大事にされている儀式舞。かつては「神楽」が奉納神楽の第一演目だったが現在ではほとんどの団体が省略し、これが第一演目となる。神を招く為に神楽殿を清め祓う意。演者は大抵その団体で一番上手な者が選ばれる。基本的には1人か2人で、神楽面は付けずに演じる。神楽競演の大会でも(基本的に1団体1演目で競う)この塩祓だけは競技としての演目ではなくあくまで儀式として扱われ、その演ずる団体も特に選ばれた(特別出演とされる)団体だけが舞う事を許される。これは団体にとっては非常に名誉なことであるとされる。
十羅
塵輪
塵輪(じんりん)
「人皇」とも。第14代天皇、仲哀天皇の塵輪征伐を神楽化したもの。石見神楽の代表的な鬼舞であり、地方によって三神三鬼・二神二鬼または二神一鬼にて激闘を繰り広げる。仲哀天皇実在の真偽は定かでないが、仲哀天皇が治めたとされるのは西日本地域でかつ演目の中で塵輪を「黒雲に乗飛び来たり・・」と表現する節があり「塵輪は台風である」との見方もある。下関に鎮座する忌宮神社には仲哀天皇が豊浦宮に攻め寄せた塵倫と九州の豪族・熊襲を苦戦の末、撃退したという社伝があり、由来の祭りとして数方庭祭がある
大蛇
大蛇(おろち)
「石見神楽の華」と称されるほどの花形演目で、多くの神楽上演において最終演目として披露される。日本神話におけるスサノオの八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治を題材とした内容で、数頭の大蛇がスサノオと大格闘を繰り広げる壮大なスケールの舞いが見られる。大蛇が数頭登場するようになったのは戦後で、明治期に浜田市の植田菊市氏が現在の蛇胴を開発する以前は原則一頭のみ、それ以後もしばらくは二頭が登場していた。
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