御祭神の和気清麻呂公命についてこのように書いてある(要約)
『仏教がだんだん盛んになると、偉い僧が次々出てきた。けれども、道鏡のような心の悪い僧も出た。
道鏡は称徳天皇の御代、朝廷にお仕へして、政治にもあづかり、勢いが強かった。
道鏡にへつらっていたものが、宇佐八幡の御告であると
「道鏡を皇位に即かせると、天下はおだやかに治まりませう」
と、天皇に申し上げた。
道鏡はこれを聞いて、たいそう喜んだが、天皇はもう一度神の教えを受けてくるようにと、和気清麻呂を宇佐におやりになった。
清麻呂が宇佐に行こうとした時、道鏡は清麻呂に向って、
「高い官位を与えるから、自分に良いようにはかってもらいたい」
と利を持って味方に誘い入れようした。
清麻呂は、忠義の志の深い、立派な人であったから、宇佐から帰ってくると、すぐ天皇の御前に進み出て、
「我が国は、国の最初から、君と臣との別は明らかに定まっている。どんなことがあっても、臣であるものを君とすることはない。無道のものは早く除け。」
という神の教えを、少しも恐れることなく、そのまま、きっぱりと申し上げた。
道鏡は大いに怒って、清麻呂を大隈に流した。
光仁天皇の御代になって、道鏡は下野に追いやられ、清麻呂は呼び戻された。
清麻呂は、桓武天皇の御代まで朝廷にお仕へ申して、ますます忠義をつくし、重い役に用いられた。』
道鏡(左)が清麻呂(右)に「良いようにはかってもらいたい」と頼んでいる絵↓
清麻呂は、大隈に流される途中、御神託により皇室の御安泰が守られた事に感謝を申し上げるため、宇佐八幡へ向かった。
すると、どこからともなく三百頭ものイノシシがあらわれ清麻呂を護りながら宇佐八幡へ案内したと言い伝えられている。
清麻呂を護り案内するイノシシ↓
この言い伝えからイノシシは、護王神社のシンボルとなっている。
護王神社のイノシシ↓
狛イノシシ↓
護王神社では、狛犬ではなく狛イノシシです!
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護王神社が描かれたお札と書いてある。
乙10円券↓
説明には
『我が国のお札で唯一左肖像の「乙10円券」。右に護王神社の本殿が正面から描かれ、白い装束の神官が1人立っている。』
と書いてある。
お札にも描かれた護王神社本殿↓
護王神社は、亥年生まれの人に特に御利益があると言われています。
亥年生まれの人は一度参拝されてはいかがでしょうか。
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