豊国神社の北隣に方広寺(ほうこうじ)があります。
方広寺は別名「大仏さん」とも呼ばれていますが大仏はありません。
今から約400年ほど前、方広寺には奈良東大寺の大仏よりも大きな大仏(高さ約20m)があったそうです。
一度火災により焼失し、前回以上の大きな大仏が作られたが、昭和48年再び焼失。
昭和に入ってからの焼失は残念だ・・・・
方広寺には、徳川家が豊臣家を攻める口実を作った「国家安康・君臣豊楽」の有名な梵鐘があります。
梵鐘↓
アップにしてみると・・・・
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白く囲まれた部分に「国家安康・君臣豊楽」の文字。
徳川家康は、「国家安康」の部分は「家」と「康」を二つに分けている、「君臣豊楽」の部分は「臣」と「豊」の部分に対し、「豊臣」家が再び繁栄する意味だとの言いがかりを付けて大阪冬の陣へのきっかけの一つにします。
写真を見ても解るように、消えかかってはいますが梵鐘の周りには沢山の文字が刻まれています。
「国家安康・君臣豊楽」は言いがかりと言われてもしょうがないですね。
京都市の駒札によると(一部抜粋)
方広寺大仏殿遺物 九点
本遺物は、豊臣秀吉によって造立され、慶長年間末期に豊臣秀頼によって再興された方広寺大仏殿および大仏に一部であると考えられる。
「国家安康・君臣豊楽」の文字のある著名な同寺「梵鐘」を制作した三条釜座の鋳物師名越(名護屋)三昌らによって慶長17年(1612)に制作されたことが判明する。
大仏殿および大仏は、寛政10年(1798)の落雷によって大仏・大仏殿ともに焼失している。
方広寺の人の説明によると、コチラの梵鐘は日本一重いそうです。ちなみに、大きさは知恩院の梵鐘に方が大きいとの事でした。
年末には、近所の人達が除夜の鐘をつきに来るそうです。
厚みがすごい↓
下から中を見上げると、「豊臣家の方々の顔が浮かんでいる」とか・・・見えるかな?↓
鐘楼の天井↓
方広寺大仏殿遺物↓
なども見れます。
豊国神社の秀吉からは、この梵鐘どのように写っているのでしょうか・・・
方広寺
拝観料:無料
拝観時間:9時~16時
地図
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