5月8日、吉田神社境内にある山蔭神社で、山蔭神社例祭が行われました。飲食業界の繁栄を祈願し、生間流(いかまりゅう)包丁式が奉納されます。
山蔭神社は、昭和32年吉田神社御鎮座1100年大祭を機に、全国料理関係者が創建に協賛した神社です。御祭神の藤原山蔭は、あらゆる食物を調理調味づけられた始祖であり、古来包丁の祖、料理飲食の祖神として崇敬されている神様です。
藤原山蔭
藤原 山蔭(ふじわら の やまかげ)は、平安時代前期の公卿。越前守・藤原高房の次男。四条流庖丁式の創始者で知られている。これまで磐鹿六雁命の末裔高橋氏が庖丁式を執り行っていたが、光孝天皇の命により今までとは別の新たな庖丁式(料理)を編み出した。
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生間流包丁式
庖丁式
庖丁式(ほうちょうしき)とは、平安時代より伝わる、庖丁師により執り行われる儀式で、烏帽子・直垂、あるいは狩衣を身にまとい、大まな板の前に座り、食材に直接手を触れず、右手に庖丁、左手にまな箸を持ち食材を切り分け、並べる儀式のことを庖丁式という。
平安時代初期(860年頃)まで遡るとされ、式法秘書では、貞観1年(859年)清和天皇の命により、食に式制を定め、式庖丁・庖丁式という儀式を定めたとあるが、石井治兵衛著の日本料理法大全では、藤原山蔭が鯉の庖丁をしたことから庖丁儀式の切形(魚を切った後の身の並べ方)が始まったとある。また、光孝天皇は料理好きの天皇で自ら庖丁を握り宮中行事に庖丁式を取り入れたとされる。
さばいた鯉は、別の人が皿に盛りつけ。
祭壇へ運ばれる。
有名なお店の名前がずらりと並ぶ・・・
山蔭神社例祭は、14時から始まり、1時間ほどで終了します。
【開催日】5月8日
【開催時間】14時~
【京都観光研究所】吉田神社
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