毎年4月の第2日曜日、春の祭のさきがけとして京都三大奇祭の一つやすらい祭が行われます。
いきなり話がそれますが、”やすらい”という言葉を聞いて、ふと秦氏についてで書いた短編小説『兜率天の巡礼』を思い出しました。
小説の中で主人公が兵庫県赤穂郡比奈にある大避神社を訪れた時、この様なくだりがあります。
『「違うでしょう。この水は、千数百年来、大避の神水(こうず)とよばれている。境内に在って、いすらい井戸というものから湧く。これほどの甘露は、全国に二つしかない。どうですか、いま、一杯」
「もう一つの井戸と云うのは?」
「京都の太秦にある大酒神社、そこにやすらい井戸」という古い井戸がある。いすらいと、やすらい、語呂が似ていますな。大避神社と大酒神社、これも訓が通じている。この謎を大正の中期、英国のゴルドンという女学者が興味を持って、熱心に調べたそうだ。』
以降、主人公は秦氏ゆかりの地を訪ねて回り、主人公の妻が千数百年前の東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルから追放されたキリスト教の一派(景教)が、東へ流れ古代中国の秦そして日本へたどり着いた一族の子孫であると確信する。
秦氏ゆかりの大酒神社、その隣にある広隆寺にも京都三大奇祭の一つ牛祭があります。
やすらい祭とやすらい井戸そして京都三大奇祭・・・・・・・なにやら繋がりを感じずにはいられません。
\(゜_\)(/_゜)/ 話がそれすぎたので戻して。
光念寺から二手に分かれた練り衆の一つグループに一緒について行きました。
氏子町内を回る練り衆↓
笛・太鼓・鉦を休むことなく続け行進していきます。
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やすらい踊り↓
やすらい踊りは、小鬼(神子)と呼ばれる少年二人が向かい合って羯鼓(小鼓)を叩き、赤と黒のシャグマの毛を付けた大鬼が太鼓と鉦を叩きながら回転跳躍します。
今宮神社では、光念寺から二手に分かれたグループが一つになりやすらい踊りを踊ります。
今宮神社でのやすらい踊り↓
川上やすらい↓
川上やすらいは、今宮やすらいとは姿も踊りも違います。
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