妙心寺塔頭寺院の1つ退蔵院(たいぞういん)は、1404(応永11)年越前の波多野重道が無因宗因禅師を開山とし建立したのが始まりと言われています。
門をくくり進んでいくと方丈が見えてくる。
方丈↓
写真中央”方丈”の額の左下に、レプリカではあるが日本最古の水墨画”瓢鮎図”(国宝)が立てかけてある。
瓢鮎図の一部拡大↓
横にあった説明では(要約)
『瓢鮎図(ひょうねんず)
画図は、農夫が瓢箪で「なまず」をどうして捕まえるか?と云う禅の公案(問題)である。
”瓢箪でおさえた鯰で吸物を作ろう、ご飯がなければ砂でもすくってたこうじゃないか”云々
故事にある「瓢箪鯰」仰々の発想は、この瓢鮎図によって名詞化されたもので、ことわざとして世俗的に解釈すると、その意味は、瓢箪で鯰を抑えるように、のらりくらりとして要領を得ないと云うこと、又、骨折って功なく到底その目的を果たせない様を云うのである。』
と書いてある。
”瓢箪で「なまず」をどうして捕まえるか?”か・・・・
う?ん・・・・・・(←思案中)
?(‘0‘@)これならどーだ!
瓢箪を適度に熱する⇒瓢箪の口を鯰に付ける⇒瓢箪の中身が真空になるのを利用し鯰吊り上げる!
川の中の鯰には無理かな?
では、これならどーだ!!
ゴルフのバンカーショットのように瓢箪で鯰を叩き出す!
瓢箪の形状から考えて水の抵抗が大きいか? (;^_^A
?(‘0‘@)ならば、これならどーだ!!!
通常の10倍の大きさの瓢箪を作る⇒川にセッティング⇒瓢箪の中に鯰を追い込む!
良く考えたら10倍の大きさの瓢箪なんてないよ。
正に考えるだけで骨折り損だ・・・・ _| ̄|○
ちなみに、剣豪宮本武蔵も”瓢鮎図”の禅問答に挑戦したそうです。
庭園に目をやる。
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説明では
『名勝・史跡 枯山水 元信の庭(もとのぶのにわ)
多くの枯山水庭園は主として、著名な禅僧又は造園家が作者になっていますが、当院の庭園は我が国でも珍しい狩野派の画聖が作庭しております。
画聖らしい絵画的優美な工夫が施されている特異な枯山水庭園です。』
と書いてある。
絵を書く人が作庭したとは珍しい。 φ(.. ) メモメモ
更に道なりに進み門をくくると、道を挟んで”陽の庭”と”陰の庭”がある。
陽の庭↓
陰の庭↓
写真では解りにくいが、”陽の庭”には白砂、”陰の庭”には黒砂が使われています。
”陽の庭”・”陰の庭”から更に進んでいくと余香苑が見えてくる。
余香苑↓
余香苑は、広くて良く手入れした庭園です。
緩やかな下り坂を歩いて行くと別の角度から余香苑が見れる。
余香苑↓
退蔵院では、”瓢鮎図”をはじめ様々なタイプの庭園が見れて得した気分になれます。
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