毎年7月に1ヶ月かけて行われる京都の伝統行事「祇園祭」。
中でも最大の見どころとされるのが「宵山」と「山鉾巡行」です。前祭(さきまつり)では23基、後祭(あとまつり)では11基、あわせて34基の山鉾が京都の街を彩ります。
数ある山鉾の中から、地元京都人が選ぶ、令和7年(2025年)宵山・山鉾巡行で注目すべきおすすめの山鉾10基をご紹介します。
長刀鉾(なぎなたほこ)は、鉾頭に大長刀(おおなぎなた)を掲げる山鉾で、古くから山鉾巡行の先頭を担います。疫病や邪気を祓うとされる大長刀は、京都御所や八坂神社に刃先が向かないよう、巡行時に角度が調整されます。

山鉾の中で唯一「生稚児(いきちご)」が乗る山鉾としても知られており、前祭の山鉾巡行では稚児が注連縄(しめなわ)を太刀で切る「注連縄切り」を行います。
【祇園祭山鉾一覧】長刀鉾
スポンサーリンク
令和7年(2025年)前祭山一番。占出山(うらでやま)は、神功皇后が肥前松浦で鮎を釣り、戦勝の兆しとしたという古事に由来します。別名「鮎釣山(あゆつりやま)」とも呼ばれます。

宵山では安産の御守や腹帯が授与され、山鉾巡行の順番が早い年は「お産が軽くなる」とも言われています。
【祇園祭山鉾一覧】占出山
蟷螂山(とうろうやま)は、車にひかれそうになったカマキリが鎌を振り上げて立ち向かったという、中国の古い故事に由来する山鉾です。

山鉾の中で唯一、からくり仕掛けを備えており、カマキリの頭や鎌、羽の部分、さらには御所車の車輪までが動くのが大きな特徴です。宵山の期間には「カマキリおみくじ」も人気。
【祇園祭山鉾一覧】蟷螂山
函谷鉾(かんこぼこ)の名は、中国戦国時代の四君の一人・孟嘗君(もうしょうくん)が、鶏の鳴きまねの得意な食客の機転によって函谷関を開かせ、脱出できたという故事に由来しています。

稚児人形「嘉多丸(かたまる)」のモデルは、左大臣・一条殿下の長男「実良君」と伝えられています。
【祇園祭山鉾一覧】函谷鉾
綾傘鉾(あやがさほこ)は、巡行時2つの大きな傘の前を、赤熊(しゃぐま)をつけた棒振りとお囃子が先導します。棒振り囃子には、疫病退散の願いが込められています。

【祇園祭山鉾一覧】綾傘鉾
月鉾(つきほこ)は、すべての山鉾の中でも最も重い部類に入り、その重量は約12トンにも達します。屋根裏には円山応挙作の金地彩色草花図、破風の蟇股には左甚五郎作の彫刻が施され、前懸のメダリオン絨毯や錺金具など、装飾品はいずれも絢爛豪華です。

【祇園祭山鉾一覧】月鉾
船鉾(ふねほこ)は、神功皇后の説話にちなみ、鉾全体が船の形をしています。宵山では、安産祈願御守や御安産御腹帯が授与される。山鉾巡行(前祭)では、殿(しんがり)を務めます。

【祇園祭山鉾一覧】船鉾
令和7年(2025年)後祭山一番。役行者山(えんのぎょうじゃやま)は、役行者が一言主神を使い、葛城山と大峰山の間に石橋をかけたという伝承に由来します。

山鉾巡行前日の7月23日には、14時頃から山伏問答や護摩焚きが行われ、疫病除けの護符が授与されます。宵山では、龍の目がLEDで光る演出も見どころです。
【祇園祭山鉾一覧】役行者山
南観音山(みなみかんのんやま)は、楊柳観音像と脇侍の善財童子像を祀る曳山です。別名「下り観音山」とも呼ばれます。宵山の7月23日夜、日和神楽が戻ると、観音像を担いで駆け巡る「あばれ観音」という行事が行われます。

【祇園祭山鉾一覧】南観音山
大船鉾(おおふねほこ)は、禁門の変(蛤御門の変)で焼失しましたが、平成26年(2014年)に150年ぶりに本格的に復興しました。令和6年(2024年)には、全ての山鉾の中で史上最大となる車輪(直径2.13m、重さ685kg)に新調されました。後祭山鉾巡行の殿(しんがり)をつとめています。

【祇園祭山鉾一覧】大船鉾
![]() |
京都観光で使えるお得な乗車券 京都観光で使えるお得な乗車券(フリーきっぷ)をまとめてみました。.... |
![]() |
「市営地下鉄1dayフリーチケット」 市営地下鉄1dayフリーチケットを使えば、渋滞にまきこまれず、時間どうりスムーズに.... |
![]() |
嵐電でめぐるオススメ観光名所10箇所 嵐電(京福電車)は、京都市内に現存する唯一の路面電車です。嵐山本線(嵐山駅ー四条大宮駅)7.2kmと北野線.... |