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お寺を壊し駐車場に・・・・・

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年末の大掃除で出てきた本。久しぶりに坂口安吾の日本文化私観を読んだ。

『法隆寺も平等院も焼けてしまって一向に困らぬ。必要ならば法隆寺を取り壊して駐車場をつくるがいい。我が民族の光輝ある文化や伝統は、そのことによって決して滅びはしないのである。

坂口 安吾著 日本文化私観より』

堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)
坂口 安吾

坂口安吾には、何年たっても色あせない本質をついた思想があるとあらためて思った。

今日(1月17日)で阪神大震災から14年たったとニュースが流れていた。日本で最も地震の記録が多く残されているのが京都だと聞いたことがあります。現実に京都市には、東と西に大きな活断層があります。

いつか必ず大地震が京都を襲うでしょう・・・・。その時、貴重な建物や文化財が甚大な被害を受けるであろう。

坂口安吾は日本文化私観でこのようにも書いている。

『京都のお寺や奈良の仏像が全滅しても困らないが、電車が動かなくては困るのだ。われわれに必要なのは「生活の必要」だけで、古代文化が全滅しても、生活は滅びず、生活自体が滅びない限り我々の独自性は健康なのである。

(中略)

寺があって、後に、坊主があるのではなく、坊主があって、寺があるのだ。寺が無くとも、良寛は存在する。もし、我々に仏教が必要ならば、それは坊主が必要なので、寺が必要なのでは無いのである。

坂口 安吾著 日本文化私観より』

たとえ、大地震で歴史ある建物や国宝級の文化財を失っととしても、悲しむべき事ではあるが絶望するほどの事ではない!
日本人の生活(精神)が健全であれば日本文化は微動だりしないと坂口安吾から言われている気がした。

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